2017年5月9日火曜日

第48回兵庫県臨床アレルギー研究会で講演します


平成29年5月13日(土)、神戸で講演します。兵庫県臨床アレルギー研究会の最初のレクチャーを担当させていただきます。タイトルは「IL-33とアトピー性疾患」ということで、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の最新治療や、今後日本で治験が始まるであろうアトピー性皮膚炎のバイオ製剤の治験について、基礎から臨床までお話させていただきます。

日本アレルギー学会会員の先生は2単位となりますので、ぜひお越しください。

ところで、このブログは乾癬外来のブログということになっていますが、実際には重症のアトピー性皮膚炎の患者さんもたくさんご紹介していただいております。特に自院でシクロスポリンの投与をされていないクリニックの先生から、アトピー患者さんをよく紹介していだたいております。重症なアトピー性皮膚炎の患者さんのご紹介もお待ちしております。

2017年5月4日木曜日

乾癬と免疫チェックポイント阻害剤に関する論文がサイエンティフィック・リポーツに掲載されました


今井が留学中の帰国直前の数ヶ月間にしていた乾癬に関する仕事の論文(共著)が、2年ごしで、ようやく、英国科学雑誌サイエンティフィック・リポーツに掲載されました。ちなみにVISTAという蛋白は、現在流行中の免疫チェックポイント蛋白の一つで、論文のlast authorのWang先生はVISTAの発見者です。既にVISTAに対する抗体はアメリカで固形癌に対する治療で治験に入っていますが、この理論だと、癌をやっつけるパワーはあるけども、当然ながら免疫が活性化して癌をやっつけるわけですから、副作用として乾癬などの皮膚炎やクローン病様の大腸炎が発症してしまうリスクは当然ある、ということになりそうです。

ちなみに、兵庫医大皮膚科でも、悪性腫瘍(メラノーマ)に対する抗PD-1抗体(オプジーボ、キイトルーダ、ヤーボイ)が使用できます。


論文へのリンク:Scientific RepoRts | 7: 1485 | DOI:10.1038/s41598-017-01411-1


アメリカ研究皮膚科学会で発表してきました

ちょうど2年ぶりにアメリカに行ってきました。
アトピー性皮膚炎やアトピー性疾患(アトピー性角結膜炎)とTh2サイトカインに関する研究を、アメリカ研究皮膚科学会(SID2017)で発表させていただきました。アトピー性疾患も今後は乾癬のようにサイトカインを阻害する抗体製剤(バイオ製剤)で的確な治療ができる時代が近いのではないかと思います。

会場はオレゴン州ポートランド。緑がいっぱいで、綺麗な所です。

写真はWillamette Riverで、この川のほとりに学会会場(オレゴン・コンベンションセンター)のがありました。ちなみに写真の橋は、アメリカによくある「可動式」の跳ね橋で、大型船が通る場合は上に跳ね上がります。




で、オチとしては、ちょうど私がアメリカ出張中に、阪神百貨店で「ポートランド・フェアー」をやっており、現地のお土産物屋と同じモノが梅田でも買えたらしいという(笑)

半年前に日本でお目にかかったところですが、Sam Hwang先生(カリフォルニア大学デービス校皮膚科主任教授)と再会することができ、また、2年ぶりに、私がアメリカ留学当時にfellowだったアメリカの先生たちと再会することができました。 










写真はポスター会場でWu先生と。私が留学中にお世話になった先生で、現在はカリフォルニア大学皮膚科で、私がアメリカ留学中にしていたPD-1などの免疫チェックポイントがトル様受容体刺激による免疫を活性化する(例えば乾癬が起きやすくなる)という研究の続きをやってくれています。自分が行った研究の成果を生かしてその続きの話があるというのは、本当に嬉しいものです。

なお、この発表研究の一部は、アレルギー協会平成28年度真鍋奨学助成金でもって行われました。また、この研究発表の内容は5月13日土曜日、神戸三宮で開催されます兵庫県臨床アレルギー研究会で教育講演をさせていただく予定になっています。こちらのほうは日本語ですので(笑)、興味のある先生はぜひご参加ください。






2017年3月28日火曜日

神戸で講演を行いました

3/25(土)に神戸で乾癬に関する講演を行いました。ご参加頂いたのは主にご開業の先生方でありまして、早い時間から、ありがとうございました。本当はメイン演者の東海大学馬渕先生のご講演が目当てだったとは思うのですが・・・前半60分の私の基礎医学のお話の部分から会場が8割くらい満席という状態でしたので、聴いて頂いた諸先生方に感謝申し上げます。また座長を努めて頂きました神戸大学皮膚科錦織千佳子教授に深謝申し上げます。

講演内容ですが、将来的に開発される可能性のある(アメリカで治験段階)新しい乾癬治療の薬の話や、サイトカインなどの基礎医学の話を中心にさせていただきました。

2017年3月12日日曜日

水谷仁教授退任記念学会(第279回日本皮膚科学会東海地方会)で学会発表を行いました

水谷 仁教授が三重大学皮膚科での長年にわたる教授職ご退任の日を無事に迎えることを記念致しまして、水谷仁教授退任記念学会(第279回日本皮膚科学会東海地方会)が3/11−3/12の2日間にわたり、盛大に開催されました。私も、兵庫医科大学皮膚科における乾癬のバイオ製剤による治療成績(レミケード、ヒュミラ、ステラーラ、コセンティクス)をまとめて、学会発表させていただきました。私が三重大学皮膚科に入局させていただいたのは2001年の春で、膠原病・乾癬・アトピー性皮膚炎など多岐にわたってご指導いただきました。水谷先生は三重大の教授職はご退任ということですけれども引き続き三重大学でのご勤務は継続されるそうですので、私ども後進の皮膚科医へのご指導ご鞭撻を引き続きお願いしたいと思っています。




2017年3月4日土曜日

乾癬に免疫抑制作用の無い新薬が登場です。

乾癬という分野は皮膚科では進歩がものすごい分野で、毎年のように新しいお薬が発売されます。今月に発売されたアプレミラストは、非常にお値段が高額な内服薬ですが、免疫抑制作用が無いという特徴があります(ただし妊婦さんには使用禁止です)。当院は皮膚癌をはじめとする悪性腫瘍の患者さんが多いので、担癌患者さんで、ひどい乾癬や関節症性乾癬(乾癬によって皮膚だけでは無く関節痛や関節破壊が起こります)の患者さんには今まで良い治療法が無かったのですが、今後はこの新薬や、また当院で新しく購入した最新の光線治療器などを駆使して、感染症や悪性腫瘍のある乾癬患者さんも治療できるようになりました。当院でも処方を行っております。悪性腫瘍があるせいで乾癬治療の手段が限られていた患者さんには本当によいニュースだと思います。

2017年2月5日日曜日

2/11(土)、第80回 日皮会 東京支部総会で講演します。

来週土曜日に、第80回 日本皮膚科学会東京支部学術大会(パシフィコ横浜)におきまして、「乾癬皮疹を早期に治療する重要性」というタイトルで講演させていただきます。

今回は眠たい基礎医学の話はカットしており、臨床家向けの内容でございまして、外用剤の選択の方法、内服薬の副作用の注意点、バイオ製剤の使い方など、特に、若い先生にわかりやすい内容を考えています。

また、このような講演の機会を与えてくださいました、会長の相原 道子先生、事務局長の山口由衣先生をはじめとする関係者の皆様に深謝いたします。著名な教授の先生方のお名前が並ぶ中、たいへん恐縮です。。。


2月11日(土・祝)12:10〜13:10 第6会場(4F 419)

ランチョンセミナー6

  • 座長:奥山 隆平(信州大)、大山 学(杏林大)
  • 「関節症性乾癬早期治療介入の重要性」
  • 演者:山本 俊幸(福島県立医大)
  • 「乾癬皮疹を早期に治療する重要性」
  • 演者:今井 康友(兵庫医大)