今井が責任著者の、アトピー性皮膚炎の論文がThe Journal of Dermatologyに掲載されました。
デュピルマブとタクロリムス外用剤は併用しても良いというエビデンスの一つになると思います。そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが、ちゃんと論文にしたものはおそらくこれが初めてだと思います。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1346-8138.16039
今井が責任著者の、アトピー性皮膚炎の論文がThe Journal of Dermatologyに掲載されました。
デュピルマブとタクロリムス外用剤は併用しても良いというエビデンスの一つになると思います。そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが、ちゃんと論文にしたものはおそらくこれが初めてだと思います。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1346-8138.16039
イブニングセミナー(ES18-1)でチルドラキズマブに関して講演させていただきました。
ただしパシフィコ横浜(現地)とWebのハイブリッド開催で、一部の会場ではリモート講演が多く「映画館状態」だったようです。私の講演は残念ながら新型コロナウイルス感染症に配慮してリモート講演とさせていただきました。
写真は「会場に入ったけど、今井先生はおらず、リモートだった・・・」というメールをいただいたので、ありがたく転載させていただきました。リモート参加で申し訳ございませんでした。
会場には行けなかったので、貴重なショットですね。
座長の朝比奈先生、佐野先生、一緒に講演していただいた山崎先生、ありがとうございました。「皮膚科もついでに診察している内科医のクリニック」や「兵庫医大のような総合病院の皮膚科」は、新型コロナウイルス感染が心配で、受診そのものを避ける患者さんが多くなってきています。
確かに理解できる行動であります。そこで、軽症の患者さんは、皮膚科専門医のクリニックに逆紹介する方針です。コロナ疑いなどの感冒様症状で受診している患者さんと待合室が同じになってしまう内科・皮膚科のクリニック(内科医が皮膚科も標榜するパターン)ではなく、皮膚科だけのクリニックなら安心して通院したいただけるというわけです。
皮膚科の外来ですが、混んでいる時間帯・曜日と混んでいない時間帯・曜日があります。また、曜日によっては、採血室が非常に混雑しております。当院の近隣の病院で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、その受診を避けた患者さんが当院に集中している可能性もあります。
大変申し訳ございませんが、初診予約・再診予約に、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
また、一部の疾患では、「電話再診」が可能です。処方箋は郵送になります。詳しくは、皮膚科外来まで、電話でお問い合わせください。
大学病院の受診がご不安な方は、お近くの皮膚科クリニックの利用もご検討ください。随時、診療情報提供書の発行も行っております。
なお、兵庫医大では全入院患者さんに新型コロナウイルスのPCRを行い、陰性の患者さんだけが入院可能というシステムですので、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
文責:外来医長 今井
実際のアトピー性皮膚炎患者さんに2型自然リンパ球(ILC2)が関与していることを示した論文になります。ILC2が増殖するにはIL-33とIL-4の両方が必要ですが、デュピルマブをアトピー性皮膚炎患者に投与すると、予想の通りILC2が減少しました。また、ILC2の減少が大きかった患者さんや、もともとILC2が多くて減少する余地があった患者さんは、デュピルマブの効果が高かったことも判明しました。2013年から続く自分のILC2研究が、これで完結したという感じというか、今まで動物実験だったりin vitroだったりしたことが、綺麗に実際の臨床でも言えることが判明しました。
雑誌:JID Innov.
https://www.jidinnovations.org/article/S2667-0267(21)00003-5/fulltext(論文紹介)他科領域と同様、乾癬の生物学的製剤を使用中であっても新型コロナウイルスが重篤化しやすくなるわけではない、ということが判明しました。コロナ禍が終わるまでバイオ製剤の投与は辞めておこうというアイデアもありますが、そんなに気にしなくて良さそう、という論文が相次いで発表されています。
イタリアにおける、生物学的治療を使用している尋常性乾癬患者6501例の検討では
COVID-19による入院の発生率( 1万人月あたり)
乾癬患者 11.7(95%CI,7.2~18.1)
一般集団 14.4(95%CI,14.3~14.5)
COVID-19による死亡の発生率
乾癬患者 1.3(95%CI,0.2~4.3)
一般集団 4.7(95%CI,4.6~4.7)
であって、乾癬患者におけるCOVID-19の転帰に生物学的製剤の有害な影響は認められなかったと報告されています(Gisondi P, JACI 2020)。
また、25カ国のCOVID-19に罹患した乾癬患者 374 例の検討では、生物学的製剤の使用は、非生物学的全身療法に比べて入院リスクが低かった(OR = 2.84;95%, CI = 1.31-6.18)。生物学的製剤のクラス間では有意差なし、という論文も発表されています(Mahil SK, JACI 2020)。
以上から、コロナウイルス禍であっても、皮膚科医は皮膚炎をしっかり治療するべきと結論されています。日本人のデータではありませんが、参考になる論文だと思います。
一方、長期のステロイド内服はコロナウイルス感染症の悪化要因であることが多数報告されており、このような薬が必要な患者さんには、注意が必要と思われます。コロナウイルス感染症による重症化リスク増加を考えると、蕁麻疹やアトピー性皮膚炎に安易にステロイド内服を処方することは、現在のコロナ禍においては慎重な検討が必要と考えています。
いいえ、ワクチン接種可能とIPC(*)から声明が出ています。
アトピー性皮膚炎、乾癬に関わらず、バイオ製剤投与中にコロナウイルスのワクチンは禁忌ではありません。
不可能なのは、生ワクチン(風疹麻疹MR、水痘、おたふく、BCG、ロタ)などです。
http://blog.dermatology.network/2019/02/blog-post_19.html
不活化ワクチン(インフルエンザなど)は、いつでも投与可能です。また、新型コロナウイルスのワクチンは、ワクチンの治験では生物学的製剤投与中の患者はエントリーされていないのですが、現在開発中のいずれもが生ワクチンではありませんので、理論上投与可能と考えられます(生ワクチンはバイオ製剤投与中の患者さんには禁忌です)。乾癬性患者全員がワクチンにアクセスできるようにするべきとIPC(*)は考えています。(*)これらの情報は、https://www.psoriasiscouncil.org/ から翻訳しました。