乾癬の治療薬は注射(バイオ製剤)のように超強力なものもあれば、「オテズラ錠」のように徐々に効いてくる(この薬は効果に個人差が大きいですが・・・)ものがあります。注射の薬のように副作用管理が必須で、定期的に採血が必須というものもあれば、乾癬の新薬の一つである「オテズラ錠」のように、副作用管理のための採血が不要というものもあります。で、なぜ薬剤師会での講演かというと、このオテズラ錠はちょっと飲み始めの時に特殊な飲み方が必要で、具体的には毎日増量していくような開始方法なんですね。なので、薬剤師の先生にしっかり患者さんに指導してもらわないといけない、というわけなんです。
乾癬は、この数年で注射も内服も、新薬ラッシュですっかり綺麗に改善できる疾患になったわけですが、どの製薬がよいかは、やはり一長一短ですので、患者さんと十分に相談して考えていきたいと思います。