2016年2月27日土曜日

英語の勉強法について <きさらぎ塾 塾生向け記事>

アメリカ留学していたということで、きさらぎ塾の塾生から「英語の勉強方法」を聞かれることが多かったので、英語勉強サイトについて、私見を書きたいと思います。

iKnow!
利用料金が安いです。ただしソフトの出来は劣ります。
http://iknow.jp/
これ、1月無料のキャンペーン期間を探しましょう。

ボキャビルダー(http://eitango-anki.com/
ソフトの出来は最強ですが、値段高い。発音はあえて、今時のアメリカ英語を採用。


で、どういう話だったか再掲載しますと・・・

・・・・まず、英語が苦手な人は、実は英語は得意な人は、何もしなくても得意だという厳しい現実を受け入れましょう、ということです。英語が得意な人は、字幕なしで映画を見ろだの、英語で英語を勉強しろだのと言ってきます。でも、中学1年生から英語の点数が最下位だった私には、全く効果がありませんでした。私に効果があったのは・・・なんと、英語が最初から得意だった人には馬鹿にされることが多い「単語・熟語の暗記」でした。単純に単語いっぱい覚えろって話なのですが、ポイントは、正しいアメリカ英語の発音で覚えるということです。

学習ソフトは別にボキャビルダーでなくてもいいとは思うのですが、アメリカ留学中にもっと英語力が欲しいと思ってこのソフトを開始したら、びっくりするくらい効果的でした。留学から帰るころには1時間の英語の講演(研究発表)できましたし、英語の雑談にも入れるようになっていました。ちなみに、単語の勉強中には「昨日覚えたばっかりの英単語」を目の前のアメリカ人が使ってくる、ということがけっこう起こりました(ってどれだけ元の語彙が少ないんだって話ですが・・・・)。英語で会話したければ英語の「音」で単語を覚えていないといけないので、これは英語論文を読むのとはまったく別の能力になります。さらに、ちゃんとアメリカ発音で単語が頭に入ってくると、9000-10000語くらい覚えたころからアメリカの映画やドラマがかなり聞き取れるようになってきて、自分の英語力向上を実感できました。

要するに、アメリカで話されているのはアメリカ英語なので、それならアメリカ英語の発音で単語の勉強をしましょう、ということです。今までは勉強法(または教材)が間違っていたのです。例えばnewはニューじゃなくてヌーです。Web上の英語辞典の発音はイギリス英語が多く、私が学生で習ったのもイギリス英語でしたが、それではハリウッド映画は聞き取れませんでしたので・・・。

なお、私の英語力は「いつもの大阪弁だと思ったら、良く聞いたら英語だった」という程度のレベルですので、あしからず。

沖縄、美しいですね。。。。


2016年2月24日水曜日

きさらぎ塾に行ってきます(医師向け記事)


今週は、日本研究皮膚科学会(JSID)主催の「きさらぎ塾」にOBとして参加します。
これは、ほぼ1年前、まだアメリカに住んでいたころにオファーをいただいたのですが、とても光栄に思っています。

今回は塾生ではないので、私も何か講義をするわけですが・・・皮膚科という小さなラボでの研究の進め方、そして去年までアメリカ留学していたという経験から、留学のための英語の勉強についてお話する予定です。なぜ英語力が無い私でも留学できたのか?という話(笑)。

2016年2月16日火曜日

乾癬における関節痛

 乾癬を長年診察していると、患者さんに関節痛が出てくることがあります。関節症性乾癬の患者さんの60-70%は皮膚症状が先行します。最近、近くのクリニック様から、関節症性乾癬の患者様を紹介していただく機会が増えてきました。近くの外科系クリニックで、関節リウマチではないとので関節炎の原因は不明、と診断されていた患者さんがも、いらっしゃいました。また、診断の難しい症状なのですが、付着部炎というものがあり、アキレス腱や足底腱膜に炎症が起きるので、アキレス腱をつまむと痛い、歩くと足底が痛い、といった症状が乾癬で起きることがあります。

 実は、これがまさに関節症性乾癬の特徴で、関節リウマチで上昇する「リウマチ因子」が陰性となり、診断がつかないままになっていることもあります。乾癬の患者さんで関節が痛く、リウマチ因子が陰性の場合は、関節症性乾癬である可能性が高いです。そのような患者さんでは、頭皮、爪、臀部といった部位に治りにくい乾癬の皮疹があることがあります。現在、関節症性乾癬は治療手段がありますが、関節が破壊された後では関節は元に戻りません・・・つまり、関節症状が出てきた乾癬は、そろそろ(?)ちゃんと治療しないといけない、ということになります。

 乾癬の患者さんで、関節症状が出てきた場合は、当院など乾癬を得意とする皮膚科にご紹介ください。

(参考)
CASPERの分類 (Taylor W, Arthritis Rheum 2006より引用改変)
関節炎(付着部炎)があって、下記の症状が3点以上のときに関節症性乾癬と診断する。
・現在、乾癬の皮疹がある(2点)
・以前乾癬だった、または家族に乾癬患者がいる(1点)
・採血でリウマチ因子陰性(1点)
・指趾炎またはその既往歴(1点)
・レントゲンで骨形成(1点)

2016年2月13日土曜日

「ずっといきいき!”若さ”をキープ 【皮膚の若さを保つ】」

毎日新聞折込みカレンダー「奥様メモ」にある”保存版 健康質問箱”の連載「ずっといきいき!”若さ”をキープ 【皮膚の若さを保つ】」の監修を、今井が行いました。あ、まだ掲載されていませんので、あしからず。毎日新聞を購読している方は、お楽しみに。ちなみに、先月号は「血管の若さを保つ」でした。

記事の内容はもちろんブログでは書けませんが・・・・「若さをキープ」というネタで連載にしてしまう新聞社の企画力はすごいと思います。まあ、魔法のような若返り方法なんて無いわけですが・・・


2016年2月11日木曜日

実験補助(常勤)の募集をしています。

皮膚科では、様々な研究を行っております。

その研究成果は、米国科学アカデミー紀要(PNAS)や米国アレルギー学会雑誌(JACI)への掲載、さらにyahooニュースのトップ記事で取り上げられるなど、ラボは小さくても世界的に有名な雑誌に論文を出すことが出来ています。
さらに、次年度から大学院生も加わり、皮膚科の研究体制がさらに強化される予定です。

そこで、皮膚科では、実験補助さん(常勤)を新規に1名、追加募集しています。(PhDのポスドクは募集していません。あくまで医師の実験の補助業務です。)実験材料の管理やPCRなどが主な業務となりますが、希望があれば様々な実験手技に取り組んでいただけます。

詳しい情報は、こちらからお願いします。

上記JRECK-INのサイトは、決定次第終了(リンク切れ)となりますのでご了承ください。