2019年4月12日金曜日

HOME VII Meeting 東京 に参加しました。



アトピー性皮膚炎の会議であるHome (Harmonising Outcome Measures for Eczema)に参加してきました。今回は日本開催でもあり、参加者は日本人が15%くらいで最多だったようです。Homeでは、主に臨床試験に用いる指標としてEASIやPOEMを用いることをコンセンサスとしてきましたが(J Allergy Clin Immunol. 2014 Oct;134(4):800-7)、この会合で、大人のQOL評価尺度としてはDLQIを用いることや、またlong-term control で使うべき指標も複数のコンセンサスが得られました。また、Numeric Rating Scale (NRS−11)では、「最近24時間の最も強い痒み」を評価することがコンセンサスとなりました(平均の痒みではないのですね。これは患者さんの意見が反映されているようです)。こういう内容のコンセンサスを得る会議というのは、医師だけで無く、患者代表、臨床試験をする製薬会社代表などで意見の相違も見られ、主催がThe University of Nottinghamなので公用言はアメリカ英語ではなくイギリス英語?ということもあり、あたかもまとまらないイギリスの国会のようでしたが、なんとかまとまっていきました。なお、この会議の詳細は日本皮膚科学会総会で古江教授が発表されるようです。



↑ ちなみに、今井の左隣(向かって右)にいらっしゃるのが、かの有名な片岡葉子先生です。手前の右端は、オブザーバー参加のPMDAの種瀬 啓士先生です。

2019年4月6日土曜日

4/17日に「えいご皮フ科 武庫川院」がオープンします

医局長の今井です。
今日は、関連病院を1つ増やしますよ、というご挨拶です。


兵庫医大皮膚科医局の新しい関連クリニックとして、2019年4月17日(水)に「えいご皮フ科 武庫川院」がオープンします。午後の診察時間が18:30または19:00までと、やや遅いのが特徴で、大学病院の外来(17:00まで)に間に合わない患者さんにも対応できます。

場所は、うどん屋の二階、大学病院の正面玄関から徒歩20秒くらいの立地です!
兵庫医大皮膚科外来からも徒歩1分くらいです。


うどん屋の左側のエレベーターで2階に上がりました!
テーマカラーの一つ、緑色の入り口がすぐに見えてきます。
中に入りましょう。




受付・待合室です。
清潔・快適で、モダンな高級感あふれる雰囲気になっています。
では、診察室に入りましょう。



1診の内装は、ピンク基調です。
院長の村本先生と、看護師の中嶋さんです。
中嶋さんは兵庫医大皮膚科外来のエースだった看護師さんで、このクリニックの特徴の1つです!

あと、2診もあります。


なお、院長の村本先生は女医さんですが、一部の曜日(月曜午前、水曜午後)は大学からアルバイト派遣(男性医師)となる予定です(今後変更がある可能性もあります)。

なお、えいご皮膚科武庫川院は、普通の保険診療メインの小さな皮膚科クリニックです。こちらで手に負えない重傷の皮膚病の場合は、兵庫医大皮膚科に紹介となりますので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。また、内科・小児科など皮膚科以外の先生にお願いですが、軽症の皮膚病は、いきなり兵庫医大皮膚科に紹介するのではなく、まずはお近くの皮膚科医院に紹介してくださいますよう、病診連携についてのご理解のほど、お願い申し上げます。兵庫医大近辺の皮膚科クリニックには、このブログで紹介している「えいご皮膚科武庫川院」や、エキシマ(光線)治療もできる武庫川女子大横の「羽田皮膚科」などがあります。余談ですが、羽田先生の手術を兵庫医大で受けることもできます。


兵庫医大皮膚科医局は、今後も患者さんがより便利・安心・快適になるようなアイデアを実現していく所存です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。