2020年11月21日土曜日

バイオ製剤投与中にインフルエンザワクチンは投与可能です。

アトピー性皮膚炎、乾癬に関わらず、バイオ製剤投与中にインフルエンザワクチンは投与可能です!

不可能なのは、生ワクチン(風疹麻疹MR、水痘、おたふく、BCG、ロタ)だけです。

http://blog.dermatology.network/2019/02/blog-post_19.html

不活化ワクチン(インフルエンザなど)は、いつでも投与可能です。



(以下蛇足)

・・・話は変わりますがコロナウイルスのワクチンは、RNA製剤なので、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に含まれると予想されており(実際の法律の運用はまだ不明)、国内で適合すると評価されないうちに海外で認可されたRNAワクチンを持ってきて患者さんに投与すると法律違反(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)になる可能性があります。明治39年(1906)に制定された医師法における医師の裁量(自由診療は事前規制しない)は既になくなっており、この「再生医療等」の「等」に含まれる薬剤に関しては、海外で認可されていたとしても、勝手に医師が輸入して投与してはいけないということになっています。なお、IPCのステートメント(12/2)によると、RNAワクチンは生ワクチンでないのでバイオ製剤投与中でも打てるはず、と記載されています。