2015年12月7日月曜日

膿疱性乾癬ガイドラインの最新版ができました。

(医師向けの内容です)
乾癬外来担当の今井です。私も執筆に携わった、日本皮膚科学会の「膿疱性乾癬(汎発型)診療ガイドライン」最新版が、発行されました(日本皮膚科学会雑誌の今月号: Vol. 125(2015) No. 12 p.2211-2257)。なかなかの量のボリュームで、しかも日本皮膚科学会の学会誌に掲載ですから一般公開ではないのですが、施設によってはJ-Stageで読むことが出来ますので、興味のある先生はぜひご覧下さい。ガイドラインに関与させていただくということは、乾癬をやっている者にとってたいへん光栄なことであり、声をかけていただいた諸先生方に深謝申し上げます。また、このガイドラインではバイオ製剤だけでなくGMA(顆粒球単球吸着療法)にも言及がなされています。兵庫医大皮膚科は、バイオ製剤とGMAの両者が施行可能な数少ない皮膚科であり、重症の膿疱性乾癬の治療も重視して行っております。また、数多くの膿疱性乾癬の患者さんを診察している皮膚科でもあります。膿疱性乾癬の患者さんの緊急入院なども、可能な限り対応しております。