2017年5月4日木曜日

アメリカ研究皮膚科学会で発表してきました

ちょうど2年ぶりにアメリカに行ってきました。
アトピー性皮膚炎やアトピー性疾患(アトピー性角結膜炎)とTh2サイトカインに関する研究を、アメリカ研究皮膚科学会(SID2017)で発表させていただきました。アトピー性疾患も今後は乾癬のようにサイトカインを阻害する抗体製剤(バイオ製剤)で的確な治療ができる時代が近いのではないかと思います。

会場はオレゴン州ポートランド。緑がいっぱいで、綺麗な所です。

写真はWillamette Riverで、この川のほとりに学会会場(オレゴン・コンベンションセンター)のがありました。ちなみに写真の橋は、アメリカによくある「可動式」の跳ね橋で、大型船が通る場合は上に跳ね上がります。




で、オチとしては、ちょうど私がアメリカ出張中に、阪神百貨店で「ポートランド・フェアー」をやっており、現地のお土産物屋と同じモノが梅田でも買えたらしいという(笑)

半年前に日本でお目にかかったところですが、Sam Hwang先生(カリフォルニア大学デービス校皮膚科主任教授)と再会することができ、また、2年ぶりに、私がアメリカ留学当時にfellowだったアメリカの先生たちと再会することができました。 










写真はポスター会場でWu先生と。私が留学中にお世話になった先生で、現在はカリフォルニア大学皮膚科で、私がアメリカ留学中にしていたPD-1などの免疫チェックポイントがトル様受容体刺激による免疫を活性化する(例えば乾癬が起きやすくなる)という研究の続きをやってくれています。自分が行った研究の成果を生かしてその続きの話があるというのは、本当に嬉しいものです。

なお、この発表研究の一部は、アレルギー協会平成28年度真鍋奨学助成金でもって行われました。また、この研究発表の内容は5月13日土曜日、神戸三宮で開催されます兵庫県臨床アレルギー研究会で教育講演をさせていただく予定になっています。こちらのほうは日本語ですので(笑)、興味のある先生はぜひご参加ください。