第32回日本乾癬学会に参加しました。
先生方、スタッフの方々、皆様お疲れ様でした。
また、土曜日の乾癬外来を休診にして乾癬学会に参加するという事態になってしまったので、患者さんにはご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。
なぜか担当スタッフの方から「ミヤネ屋で、アンジェリカさんの乾癬カミングアウトの回に出演していた先生ですか??」といきなりつっこまれ、そういえば、あの番組は関西ローカルではなく東京でむしろ視聴率が高いことを思い出しました(笑)
年に1回の、乾癬の最新情報が日本語で入手できる学会ですから、論文にまだなっていない情報を中心に、いろいろ勉強になりました。私が医者になったころは、ちっとも治らなかった乾癬ですが、いまや皮疹をゼロにするのも夢ではない(ただし薬剤費は高いし副作用にも注意が必要)という時代で、5年前とまったく違ったく違う治療に進歩したことを実感しました。
また、この学会で、今井は、研究発表分野の演題の座長と、イブニングセミナーの講師を担当させていただきました。そのセミナーでは、30分、乾癬の外用剤のお話をさせていいただきました(膿疱性乾癬ガイドラインでも、主に外用剤関連部分を今井が担当しております)。サプリメントなどでビタミンDを取っている場合、かえって副作用が生じるリスクが上がることなどもお話させていただきました。また、兵庫医大としては、当科の和田と、一緒に乾癬外来を担当している山本が、膿疱性乾癬という最重症の乾癬に関しての発表を行いました。
今後も、特に膿疱性乾癬などの重症な乾癬について、当科では今後も重点的にフォローアップしていく予定です。