2018年8月12日日曜日

乾癬の論文がJIDにアクセプトされました!


今井の、乾癬の論文がJIDにアクセプトになりました(共著、 MS# JID-2018-0264.R2)。

まだ受理の連絡が来ただけで最終校正も終わっておらず、詳細は、またPubMedから見られるようになってから再度アップロードしようと思いますが、簡単に書くと、CCR6というケモカイン受容体が乾癬の病態に関与しているという内容です。

お陰様で当皮膚科は、阪神間では有数の乾癬患者数を誇る「乾癬外来」を開設しているわけですが、さて、そんなケモカインの研究、日本でしてたっけ?という話なのですが、実は、この論文の内容は、私がアメリカ留学中に途中で終わってしまった研究になります。その後、後任のセバスチャンが最後まで引き継いでくれて、論文のリバイスの実験もやってくれ、無事に論文受理まで、たどり着くことができたというわけです。帰国後は私はああして欲しいとメールで要望を書いていただけなのですが、これで私がアメリカ(ウィスコンシン医科大学)の皮膚科に在籍している間に参加していたプロジェクトが5本とも、すべて論文になって、データを無駄なくすべて論文に出し切った!!ということで、、、前のボスであるサム教授には、とにかく研究の成果は全部論文にするのだ、ということを学んだ気がします。それぞれ、J Immunol, PNAS, Sci Rep, JIDなど、それなりにインパクトファクターの高い雑誌に掲載されてきており、たいへん勉強になったと考えています。また、最後まで粘り強く研究を継続してくれた、後任の先生には感謝しかありません。