2017年10月10日火曜日

中部総会に参加しました

第68回日本皮膚科学会中部支部学術大会に参加してきました。

 開業皮膚科医向けの講習会という意味合いも兼ねた学会ですし、ほとんど知っている話ばかりだったのですが、知識の再認識ができました。また、私が留学中にアメリカで研究していたのは免疫チェックポイント阻害剤だったのですが、組み合わせの問題で、オプジーボではなくキイトルーダが肺がん領域では第一選択となりつつあるそうですが(他科領域は勉強しに行かないと知識が増えません)、当科でも悪性黒色腫に対して、キイトルーダの投与に対応しています。

 また、点眼剤の接触皮膚炎の学会発表を行いました。アレルギーの原因は様々で、点眼薬で主成分ではなく防腐剤による接触皮膚炎が多いのですが、しっかりパッチテストを行うと、防腐剤ではなく主成分が原因であることが判明し、患者さんは防腐剤入りの点眼薬も継続使用が可能でしたので、何気ないパッチテストですが、患者さんのお役に立てたかなと考えています。